
卒業生からのメッセージ
中村から多くの卒業生が飛び立っていきました。
今なお成長し続けている先輩たちから中村で学ぶ後輩たちにメッセージを贈ってもらいました。
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桐澤 未来 さん
2008年3月国際科卒業
日本航空株式会社 客室乗務員多くのチャレンジが自分を成長させてくれた
中3の夏のイギリス語学留学、高校でのアメリカへの1年間留学-私の中では中村と2つの留学が強く結びついています。今まで当たり前だと思っていたことがそうではないと気づいたこと、自発的に動くことで多くの人や事柄に出会い、視野が広がっていくこと、異なる文化を持つ人たちとも、理解し尊重し合うことで信頼感が生まれること、そして自分が日本人であることなど、様々な体験を通じて学んだことが私を変えてくれました。ほかにも生徒会やバトン部での活動、体育祭の応援など中村の思い出は数えきれません。振り返るとチャレンジするチャンスを与えてくれるたくさんの場所があり、多くの仲間との出会いがありました。中村に通わなければ、今の私はいないと思います。
客室乗務員には、サービスの提供と同時に保安要員としての役割もあります。毎日異なるお客様に接し、安心感を与える立ち振る舞いを心がけるとともに、共に働くクルーともコミュニケーションを取りながら信頼関係を築いています。特に海外のお客様がJALを選ばれるのは、日本式のおもてなしを期待されてのこと。最初に接する日本人としてさらに成長していきたいと思います。ホストファミリーは今でも私にとって大切な家族です。
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田村 千明 さん
2015年3月普通科卒業
昭和大学江東豊洲病院 看護師失敗も成功も、全てが今の自分に生きている
中村はいろいろなことが学べる場所。いろいろなチャンスをくれますし、自分がいつも見守られているという安心感がありました。部活動や生徒会活動などさまざまな活動に取り組んだ中で、特に忘れられないのが体育祭の応援団です。中1の時、高3の先輩に憧れ「高3になったら必ず応援団長になろう」と決意。毎年応援団に参加し、高3で念願の応援団長に。前年、先輩たちが苦労する様子を見ていたこともあり、応援団長として下級生にも大道具や衣装製作などの仕事に入ってもらうことを提案しました。
初めてのことで先生方から理解を得るのに苦労しましたが、全員の頑張りで応援合戦で優勝、また競技を含めた総合優勝も手にすることができ、大きな達成感を味わいました。これらの活動を通して学んだのは、協力することの大切さ。一人では何もできず、皆に支えてもらったからこそ目標を達成できました。失敗も成功も、今の自分に生きていると感じています。
現在は混合病棟で、日々多くの患者さんと接しています。さまざまな科に関する多くの症例に対応する必要があり、検査や手術が立て込むなど大変だと感じることもありますが、自分にしかできないことがあると前向きに考え、自分なりの理想の看護師を目指し頑張っています。最後の体育祭で優勝できたことが最高の思い出です。
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藤村 紗加 さん
2018年3月普通科卒業
明治大学法学部法律学科3年勉強の楽しさを知り、周りと切磋琢磨した6年間
母が中村出身で、私自身もアットホームで穏やかな雰囲気に惹かれて中村への入学を決めました。周りには元気で個性の強い人が多かったのですが、自分のしたいことを尊重してくれる環境があり、異性の目を気にすることなく自由にのびのびと過ごせた6年間だったと思います。
高校受験がないこともあり、中学1・2年は全く勉強をやる気がなかった私ですが、中3の時、担任の先生との個人面談をきっかけに、勉強に力を入れ始めました。最初は「何がわからないのかもわからない」状態だったものの、理解できるようになると勉強がどんどん面白くなったのです。知識が増えていく楽しさに加えて、努力した分テストの点数が上がり、周りに認められることが、勉強のモチベーションになりました。
大学では、国際法のゼミに入っています。中村で当たり前だと思っていたこと-先生に名前を覚えてもらうことや、わかるまで何時間でも向き合ってもらえることなど-は、今思うととても恵まれていたのだと実感します。また女性として、今後どう生きるかを考える上でも、中村での日々は今の私の基礎になっています。学んだことを糧に、今後自立した人間として成長していきたいと思っています。5年の修学旅行、北海道の景色も食事も楽しみました。
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佐々木 凜花 さん
立教大学社会学部メディア社会学科3年
2017年3月普通科卒業自分のやりたいことを見つけ、一生懸命に取り組んだ6年間
中村の思い出の一つが体育祭の応援合戦です。最初の頃は先輩たちに言われたことをただこなすだけでしたが、年を重ねるごとに思い入れが強くなり、準備や練習にどんどん力が入りました。みんなで一緒に頑張ることでクラスがまとまり、協力することで大きな力になる。先生方も生徒の力を信じ、やりたいことにどんどんチャレンジさせてくれる。そんな温かさ、居心地の良さが中村の魅力だと思います。また、私にとって特に忘れられないのが、テニス部での活動です。中学時代はどちらかと言えば「楽しむテニス」でしたが、顧問の先生が替わり、勝つために練習する、一生懸命やる、という部になりました。何人かの部員が辞めましたが、残ったメンバーで「一緒に頑張ろう」と厳しい練習に取り組んだ結果、高2の時には区大会で準優勝。勝つ喜び、仲間との絆など、部活を通して多くのものを得たと思っています。後輩の皆さんも中村で一生懸命取り組めることを見つけてください。そうすれば毎日が一層充実しますよ。
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北沢 楓香 さん
上智大学外国語学部英語学科2年
2018年3月国際科卒業自分から積極的に動けばどんどん世界が広がる
大学で英語を中心に学んでいますが、そのスタートになったのが留学でした。中3で進路を考えた時、「普通じゃないということをしてみたい。学校がサポートしてくれて、1年間留学できるなんておもしろそう」と国際科に進学。初めての海外生活の場にカナダ・バンクーバーを選びました。最初は知り合いも、言葉の通じる人もいなくて、家に閉じこもってばかりでしたが、少しずつ授業が理解できるようになり、周りの人とも話すようになると毎日が楽しくなりました。また、授業で自分の意見を口に出したり、夏休みにいろいろな国からの留学生と一緒のサマーキャンプを経験したりして、尻込みせずチャレンジすれば、どんどん自分の世界が広がることを実感。一方で日本人であることや家族のありがたみを再認識する機会にもなりました。世界中の人と英語でコミュニケーションしたいという思いが、今、学びのモチベーションになっています。これからもチャレンジ精神で、視野を広げ成長していきたいと思っています。
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青木 瑞奈さん
千葉大学 文学部
人文学科 歴史学コース 2年
2016年卒業一生付き合える友人を中村の6年間で作って欲しい。
日本美術史、主に仏像を勉強しています。今は卒論を控えての勉強や、資料集めの日々ですね。将来は資格を取得して学芸員を目指しています。
高校3年の時、先生に「高校の友人は一生もの」と言われたのですが、その通り、今でも中村の同級生とは2ヶ月に1度くらいの割合で会っています。違う道に進んでいるので刺激にもなり、元気をもらっています。
忘れられないのは高校3年生の体育祭で「人魚姫」をテーマに応援団を構成。巨大な発泡スチロールを加工して団長が乗る二枚貝を制作しました。1ヶ月くらいかけて作りましたが出来上がって本番を迎えた時は感動的でしたね。
今にして思うのは、もっと読書をしておけばよかったということ。文章力を鍛えるという意味でも中学・高校での読書は大切だと思います。
中村は少人数なのでクラスが違っても親しい友達が作りやすいのが良いですね。皆さんも一生付き合える友達をたくさん作って、充実した学校生活を送って欲しいと思います。 -
大久保 祐希さん
株式会社TBSテレビ
経理局
2008年卒業やりたいことが見つかる中村にはその環境が整っています。
TBSテレビの経理局に勤務しています。その前は技術局、スポーツ局では制作も経験しました。陸上特殊無線技士の資格も取得。いろんな経験ができるのは嬉しいですね。 今でも忘れないのは先生が話してくれた、物事の順序の話。「器の中にたくさんの石を入れたい時、どうする?」。大きな石の前に小さな石を、その前に砂を入れる方がたくさん入る。順序次第で結果も変わります。社会人になった今は自然に身についています。 一番の想い出は学習合宿。「花火がしたい!」と先生に直談判。英語のテストで全員満点なら花火をさせてもらう約束をしました。必死で勉強した結果、10点満点がほとんどで数名が9点。平均点は過去最高。先生も「頑張った」と花火をさせてくれ、クラスを超えて頑張った貴重な経験でした。 後輩に伝えたいことは「やりたいこと」を見つけて欲しい。学校生活を楽しんでいるうちに自然に見つかると思います。先生方もそういう雰囲気を作ってくれるので焦らずに自分の道を探して欲しいですね。
海外で活躍したいという夢に近づくためのかけがえのない一歩に
Oさん 平成27年入学
メッセージ文
Hi. My name is Sawano, I will start with brief introduction about me. First, I honestly take interest in something easily but it burns out quickly. Second, I love cooperating with people to achieve what I face with. Third, I tend to be afraid of challenging something new but once I become used to it, I will have big confidence and can get through it. These three are my basic character.
So, why did I decide to belong to international course? It actually because of my parents. I’ve never focus on this course since a week ago that I have to actually decide to go to normal course or international course. However my parents always persuaded me into entering international course. I was likely to ignore them but I suddenly realized that there will be no opportunity to have such a luxurious chance like studying abroad and when I considered what I want to do in the future was needed English skill. Also, I was really sure that “It's better to regret doing something than to regret not doing it”. That is why I chose to enter international course which lead me to wonderful way in my life.
I was overseas in Portland America for about a year and attended CCHS (City Christian High School). I was really nervous that going to the place which everything is different from Japan. The thing which was most hard for me was different cultures. Because of it I had had troubles with my host family but because I had this experience, I was able to know other culture more deeply and respect others. When I became used to style of American life, I gradually thought that I want to sparkle by doing something and be accepted from natives by having more chance to come into contact with them as I am Japanese. What I started to change myself was to began cheerleader. It was big challenging for me since I was not able to speak frequent English. I used a lot of gestures to tell what I meant and every time I had a questions, I’ve never skipped to ask them to my coach and teammate. In the end, I could appear on cheer game as one of cheerleader which means my efforts were rewarded. I was so glad. Doing cheerleading, I learned plenty of things that will help me to have positive sight. The importance of not to give up, of continuing what you decide to do, of having confident. I bet that these three will help me to lead good way if I face difficulties in the future. Everything depends on you!! I’m sure that the international course in Nakamura High School will take you to wonderful way in your entire life. I really appreciate to my parents, friends, teachers and every people who help me when I needed help.
At university, I will meet lots of people to know different aspects, challenge many new things by not having affairs. My goal is to continue trying what I do every single day. Never give up! Thank you.
Nさん 平成28年入学
メッセージ文
I graduated from Nakamura High school in 2007 and went back to the US to acquire my bachelor degree in Business in the University of Washington.
Belonging to International Course at high school, I studied abroad to US for a year. I didn’t know how to speak English at first but really enjoyed staying there. Everything was new and exciting for me!
The global experiences have provided me many opportunities including working in Singapore for a year. Currently I am working in the advertising company Hakuhodo and drive some global marketing projects such as creating TV commercials for Asian countries and planning a big event in Europe.
I believe I gained not only language skill but other valuable experiences at high school and they expanded my view a lot. I sincerely hope many students take advantage of a great opportunity to study abroad at Nakamura.
日本語訳
私は2007年に中村高校を卒業し、その後アメリカのワシントン大学という大学でビジネスを専攻し卒業しました。
高校の時は国際コースに在籍し、1年間アメリカへ留学しました。その時の全てが新しく、新鮮であった記憶は今でも覚えています。当初は英語はほぼ話せませんでしたが、それでもなんとかなりました笑
1年間のシンガポール勤務を経て、現在は広告代理店の博報堂にてアジア向けのCM制作やヨーロッパのイベントの企画などグローバルプロジェクトに従事しています。
私自身高校の時の留学で日本でできないような様々な経験をし、視野が広がりました。語学以上のものを手に入れることができたと思います。 10代で1年間も海外で生活できるのはとても貴重な経験なので、皆さんもぜひチャレンジしてほしいなと思います。